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シリーズ別機能説明
By Series Feature Description
肥効期間目安
肥料の肥効は温度・水分・土壌等によって異なる為、単純な比較は困難です。
この一覧表は25℃、畑状態の土壌における各肥料が80%以上無機化する日数の目安を表示しております。
*グリーンベース、バーディー、ハイコントロール、マイスター、グリーンパイル、ウッドエースはジェイカムアグリの商標です。
ジェイカムの被覆肥料(ハイコントロール・マイスター)とは
- 原料肥料を樹脂で被覆した肥効調節機能を備えた肥料です。
- 溶出タイプはリニア型とシグモイド型の2つの溶出があります。
原料肥料
- 単肥:尿素、硝酸石灰、塩化カリ、硫酸カリ等
- 複合肥料:硝酸系高度化成、微量要素入り硝酸系高度化成、NK化成等
溶出タイプ
- リニア型:初期から徐々に溶出し、その累計溶出カーブは直線を描きます。
- シグモイド型:初期の溶出が抑制され、その累計溶出カーブはS字型を描きます。
被覆肥料の溶出機構
- 土壌中の水分が水蒸気の形で被膜を通して浸透します(吸水)。
- 内部の肥料を溶解させ飽和溶液を生成します(溶解)。
- その結果、被膜内部の圧力が高まり、溶けた肥料成分が被膜を通して徐々に被膜外に溶出します。
同時に被膜内部と外部の濃度差により被膜外へ拡散します(溶出)。
緩効性チッソ肥料(IBDU・CDU)とは
- 緩効性チッソ肥料は魚カスや油カス等の有機質肥料と類似の肥効を示すように開発された肥料です。
- 水に溶けにくく、化学分解あるいは微生物分解をうけて有効態チッソに変わります。
- 土壌に施肥すると、溶脱・急速な硝酸化成・アンモニアの揮散・脱窒等によるチッソの損失が少なくてすみます。
- 従って、チッソ流亡の激しい土壌では肥料効果が大きいです。
- 局所的な塩類濃度の障害が回避できるので、1回の施肥量を多くすることが可能です。
- 施肥回数の節減等省力化できます。
*IBDU、CDUはジェイカムアグリの商標です。
IBDU
- 尿素とイソブチルアルデヒドからつくられた白色結晶性の粉末。
- 保証成分はT−N31%
- 加水分解を受け尿素を放出し、この尿素はさらにアンモニア、硝酸へと変化します。
CDU
- 尿素とアセトアルデヒドからつくられた淡黄色の粉末で水にほとんど溶けません。
- 保証成分はT−N31%
- 化学構造が亀甲型になっており、側枝にあるチッソは加水分解され早期に溶出するが、亀甲型に組み込まれた形のチッソは、土壌に施してから相当な日数を経て微生物によって分解される為きわめて遅効性である。
- CDUはそれ自体が更に分解されてできる物質が核酸物質と似ているので、魚カスや油カス等の有機質肥料に最も近い形の化学肥料といえます。
- 土壌中での分解は主として微生物による為、土壌水分・温度等によって分解速度は変わります。
- 吸湿性が非常に低いので固まりにくく、他の肥料と配合するのに適しております。