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作物の生育にマッチした養分の供給!コーティング肥料(被覆肥料)
作物の生育に合わせて、肥料成分の溶出を調節するコーティング肥料が「ロング」「エコロング」です。「ロング」「エコロング」は、主にポリオレフィン系樹脂と無機鉱物などの材料で特殊加工した膜で粒状の硝酸系化成肥料(燐硝安加里、NK化成、硝酸石灰など)を被覆した肥料です。また、「エコロング」の被膜は光崩壊性と微生物分解性を持っています。
肥料成分の溶出の機構と温度に対する溶出特性は、尿素を被覆した「LPコート」や「エムコート」と同様で、土壌pHおよび土壌水分の影響をほとんど受けません。
一般的な畑作物によく効く硝酸態窒素を含みます。肥効が持続しますので基肥だけの栽培ができます。また、局所施肥により肥料の利用効率が高まり、減肥が可能になります。
溶出タイプは、施肥直後から溶出が始まる直線(リニア)型と、初期の溶出が一定期間抑えられた後に溶出が始まるシグモイド型(スーパー(エコ)ロング、スーパーNK(エコ)ロング)があり、25℃の土壌中で窒素が80%溶出する日数を名称に用いています。肥料成分(チッソ、リンサン、カリ)や、溶出日数、溶出タイプの違いにより畑作物の多くの用途にマッチした銘柄を選択できます。
※「ロング」「エコロング」はジェイカムアグリの登録商標です。
養分が徐々に供給されるので、濃度障害が少なく、一度にまとめて施肥ができます。
追肥分も合わせて基肥で施肥できるので追肥を省略でき、省力的です。
作物の養分吸収に合わせて養分が供給されるので、吸収効率が高く、流亡が少ないです。
園芸作物が好んで吸収する硝酸性窒素を含んでいます。
エコロングは、生分解性を示す特殊樹脂と紫外線による光分解促進技術を組み合わせた新被膜で被覆してあります。肥料成分溶出後、被膜は自然環境の下で微生物や自然光の働きで分解が早められ、従来のロングより早く炭酸ガスや水へと変化し、自然界に還っていきます。