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大地(土壌環境)にやさしい!微生物分解型緩効性肥料
アセトアルデヒド縮合尿素は、2分子の尿素と2分子のアセトアルデヒドが環状化した化合物で、主に微生物分解によって分解(無機化)される緩効性肥料(商品名CDU)です。「CDU」は、31%の窒素を含有する淡黄色の粉状または粒状の肥料です。無機化の速さは、一般に土壌微生物の活性と関係しますので、土壌温度が低いほど緩やかとなり、15℃以上では温度の上昇につれて加速されますが、35℃を超えると高温により微生物活性も衰えますので無機化は緩やかになります。土壌水分に対する無機化速度は、高すぎても低すぎても緩やかになり、最大容水量の70%程度で最高値になります。また、特長の一つとして「CDU」の分解により土壌微生物(主に細菌、放線菌)が増殖して、土壌微生物層や土壌物理性の改善が期待できる事が知られています。
「ハイパーCDU」は、「CDU」に溶出抑制材と分解促進材を適切な割合で組み合わせる技術により製造されます(全窒素30%)。肥効期間の違う短期、中期、長期の3タイプがあり、また育苗場面でも使用しやすいように細粒品が2タイプあります。これにより作物に合わせた肥効タイプを選択できるようになっています。肥効(無機化)調節のメカニズムは図のとおりです。
※「CDU」「ハイパーCDU」はジェイカムアグリの登録商標です。
この肥料には、ジワジワー(緩効性)と効くCDUチッソがチッソ成分の70%含まれています。
CDUチッソの効き方は、なたね油粕に似ており、効き目はなたね油粕より長く持続します。
濃度障害に対して安全性が高い肥料です。
CDUチッソは合成した有機物です。この肥料を連用すると、良い土壌微生物の繁殖を促進して、カビによる病気を軽減したり、土を団粒化する効果があります。